それがそこにあることで、食卓が豊かになる。
それを使うことが、とても心地よい。
自分たちのオリジナルの有田焼を
自分たちの手でつくり、届けてゆきたい。
ふつふつとそんな想いを心に抱えながら
うまれたのは、どんな暮らしにも調和する器でした。
作り手であり使い手でもある私たちは
創業60年を超えてなお家族でその灯をつないでいます。
ひとつひとつ絵付けした器をふだんの暮らしにとりいれ
豊かさを感じてもらうことをよろこびとしながら
渓山窯に関わるすべての人たちがしあわせであるように
行ってらっしゃい、とおくり出す器。
途切れることのない町の記憶を内包しながら
400年続く磁器のふるさとで今日も器を焼いています。
渓山窯のあゆみ
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1957(昭和32)年創業
5,000円札が発行された年、ろくろ職人の龍一は
勤めていた窯元から独立し、
有田町岩谷川内で妻・英子とともに「渓山窯」を開窯。
料亭などの割烹向けに有田焼製造を始めました。 -
1964(昭和39)年有田町南原に工房移転
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1984(昭和59)年5月有限会社篠原渓山 設立
・篠原康年が社長に就任
・「蕎麦猪口100選」開催
会社は康年に代替わりし、和食器の消費が大きく伸びていくなか、
弟・彰男とともに多くの商品開発に取り組みました。
とりわけ蕎麦猪口は当時の商社さんの
「いくつもの窯元をめぐって蕎麦猪口を仕入れるのが大変」
という言葉からヒントを得、
「だったらうちでたくさんの蕎麦猪口をつくればいい」と
企画開発に取り組み、
いまでは1000種類を超える蕎麦猪口が誕生しました。
古伊万里ブームもあり、蕎麦屋さんだけでなく、
たくさんの個人のお客様にも受け入れていただきました。 -
1996(平成8)年4月有田町幸平に直営店「うつわ処 けいざん」開業
当時、窯元として有田の街中に直営店をオープンすることは
めずらしい取り組みでした。 -
2009(平成21)年7月有田町大樽に工房を移転
康年は、モノが売れない不況のなか大きな決断をします。
工房を直営店の近くに移転させ、職人さんの仕事の様子を
お客様にみていただきたいという想いを実現しました。
同時に絵付体験を開始し、実際に器に絵を描いてもらうことで、
手しごとのすばらしさを感じてほしいという願いも込めました。 -
2013(平成25)年12月篠原祐美子が社長に就任
・篠原康年が会長に就任
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新ブランドmg&gk(もぐとごく)の開発
2019年2月、
佐賀県の土産品の開発・販路開拓などを目指す
県内の製造事業者等を対象とした
「さが土産品開発コンサルティング」を活用し、
新ブランド「mg&gk」(もぐとごく)を発表しました。
通常の有田焼のイメージは、
くっきりはっきりした絵付が特徴ですが、
「mg&gk」は限界まで薄く溶いた呉須(青く発色する絵具)と
職人さんの技術によって実現したあたらしい有田焼です。
会社概要
- 社名
- 有限会社篠原渓山
- 代表取締役
- 篠原 祐美子
- 本社・工場
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〒844-0004
佐賀県西松浦郡有田町大樽2丁目3番12号 - TEL
- 0955-42-2947
- FAX
- 0955-42-6390
- 業務内容
- 陶磁器製造及び販売
- 創業
- 1957年
- 会社設立
- 1984年5月2日
- 資本金
- 一千万円
- 決算期
- 年1回(4月末)
- 従業員
- 8名
- 取引銀行
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- 伊万里信用金庫 有田支店
- 佐賀銀行 有田支店
- 取扱商品
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- 家庭用食器
- 業務用食器
- 企業理念
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渓山窯は、「心地よい暮らし」を提供します。
「日常の豊かさ」につながる器を焼き続ける窯元になります。
「丁寧であること」、「安心であること」、「料理が主役であること」を大切にします。